Claude Sonnet 5の新機能
Claude Sonnet 5の新機能と動作変更の概要。
Claude Sonnet 5は、AnthropicのSonnetモデルファミリーの次世代モデルです。Claude Sonnet 4.6からそのまま置き換え可能なアップグレードであり、3つの動作変更があります。adaptive thinking(アダプティブ思考)がデフォルトで有効になり、手動の「extended thinking」(拡張思考)は400エラーを返すようになり(Claude Sonnet 4.6で非推奨となっていました)、サンプリングパラメータ(temperature、top_p、top_k)をデフォルト以外の値に設定すると400エラーが返されます。このページでは、新しいトークナイザーを含め、リリース時点での新機能をすべてまとめています。
新しいモデル
| モデル | APIモデルID | 説明 |
|---|---|---|
| Claude Sonnet 5 | claude-sonnet-5 | 速度と知能の最良の組み合わせ |
Claude Sonnet 5は、デフォルトで1Mトークンの「context window」(コンテキストウィンドウ)をサポートしています(1Mトークンがデフォルトかつ最大値であり、より小さいコンテキストのバリアントはありません)。また、128kの最大出力トークン、アダプティブ思考、およびClaude Sonnet 4.6と同じツールとプラットフォーム機能のセットをサポートしています。ただし、Priority TierはClaude Sonnet 5では利用できません。Claude APIおよびGoogle Cloudでは、Claude Sonnet 5はブラウザ使用ツールと、コンピュータ使用ツールの安定版であるcomputer_toolset_20260801バージョンもサポートしています。これらはいずれもClaude Sonnet 4.6ではサポートされていません。以前のcomputer_20251124バージョンは両方のモデルで引き続き受け付けられます。既存の統合をアップグレードするには、computer_20251124からの移行を参照してください。
完全な価格と仕様については、モデル概要を参照してください。
動作変更
アダプティブ思考がデフォルトで有効
Claude Sonnet 4.6では、thinkingフィールドのないリクエストは思考なしで実行されます。Claude Sonnet 5では、同じリクエストがアダプティブ思考で実行されます。思考をオフにするには、thinking: {type: "disabled"}を渡してください。max_tokensは総出力(思考と応答テキストの合計)に対するハードリミットであるため、Claude Sonnet 4.6で思考なしで実行していたワークロードについては、この値を見直してください。
サンプリングパラメータは受け付けられません
temperature、top_p、またはtop_kをデフォルト以外の値に設定すると、400エラーが返されます。移行時にはこれらのパラメータを削除してください。デフォルト値(またはパラメータの省略)は受け付けられます。モデルの動作を誘導するには、「system prompt」(システムプロンプト)の指示を使用してください。これはSonnetクラスのモデルでは新しい制約です。同じ制約は以前にClaude Opus 4.7で導入されました。
手動の拡張思考の削除
手動の拡張思考(thinking: {type: "enabled", budget_tokens: N})はClaude Sonnet 4.6で非推奨となっていました。Claude Sonnet 5では削除され、Claude Opus 4.8およびClaude Opus 4.7と同様に400エラーを返します。代わりに、effortパラメータを使用したアダプティブ思考を使用してください。
# Claude Sonnet 5ではサポートされていません(400を返します)
thinking = {"type": "enabled", "budget_tokens": 32000}
# 代わりにこちらを使用してください
thinking = {"type": "adaptive"}新しいトークナイザー
Claude Sonnet 5は新しい「tokenizer」(トークナイザー)を使用します。同じ入力テキストから、Claude Sonnet 4.6と比べて約30%多くのトークンが生成されます。正確な増加量はコンテンツによって異なります。これはAPIの変更ではありません。リクエスト、レスポンス、および「streaming」(ストリーミング)イベントの形式は同じままであり、コードの変更は必要ありません。
この変更は、トークン単位で測定または予算管理しているすべてのものに影響します。
- トークン数: 同じテキストに対する
usageフィールドおよびトークンカウントの結果は、Claude Sonnet 4.6よりも大きくなります。以前のモデルで測定したカウントを再利用せず、Claude Sonnet 5で再カウントしてください。 - テキスト換算でのコンテキストウィンドウ容量: コンテキストウィンドウは1Mトークンですが、各トークンがカバーするテキスト量は平均して少なくなるため、同じウィンドウに収まるテキスト量はClaude Sonnet 4.6よりも少なくなります。
max_tokensの予算: Claude Sonnet 4.6向けに調整された出力制限では、Claude Sonnet 5で同等の出力が切り捨てられる可能性があります。想定される出力長に近いサイズで設定された制限を見直してください。- リクエストあたりのコスト: トークンあたりの価格はClaude Sonnet 4.6よりも低くなっています(価格を参照)。ただし、同じテキストからより多くのトークンが生成されるため、同等のリクエストのコストはトークン単価に正比例して下がるわけではありません。
Claude Sonnet 4.6から引き継がれたAPIの制約
アシスタントメッセージのプリフィルはサポートされていません
アシスタントメッセージをプリフィルすると400エラーが返されます。これはClaude Sonnet 4.6から変更されていません。代わりに、構造化出力、システムプロンプトの指示、またはoutput_config.formatを使用してください。
機能の向上
Claude Sonnet 5は、Claude Sonnet 4.6よりも低価格でありながら機能が向上したアップグレードです。また、Opusクラスのモデルに移行することなく、Claude Sonnet 4.6が提供する以上の機能を必要とするワークロードの選択肢にもなります。
Claude Sonnet 4.6と比べて最も大きく向上したのは、コーディングとエージェントタスクです。ベンチマーク結果については、AnthropicのTransparency Hubを参照してください。
サイバーセキュリティのセーフガード
Claude Sonnet 5は、リアルタイムのサイバーセキュリティセーフガードを備えた最初のSonnetティアのモデルです。禁止されている、またはリスクの高いサイバーセキュリティのトピックに関わるリクエストは拒否される場合があります。拒否はエラーではなく、stop_reason: "refusal"を含む成功したHTTP 200レスポンスとして返されます。セーフガードがブロックする内容と、正当なセキュリティ業務がCyber Verification Programに申請する方法については、Claude OpusおよびSonnetにおけるリアルタイムのサイバーセーフガードを参照してください。
価格
Claude Sonnet 5の価格は、入力トークン100万あたり$2、出力トークン100万あたり$10であり、Claude Sonnet 4.6の$3/$15よりもトークンあたりの価格が低くなっています。新しいトークナイザーは同じテキストに対して約30%多くのトークンを生成するため、Claude Sonnet 4.6と比較した場合、同等のリクエストのコストはトークン単価に正比例して下がるわけではありません。正確な差はコンテンツとワークロードの形態によって異なります。
バッチ処理および「prompt caching」(プロンプトキャッシング)の料金を含む完全な価格については、価格を参照してください。
提供状況
リリース時点で、Claude Sonnet 5は以下で利用可能です。
- Claude API: すべてのお客様が利用可能です。
- AWS: Claude in Amazon BedrockおよびClaude Platform on AWSを通じて利用可能です。Amazon Bedrockでは、Claude Sonnet 5は
InvokeModelAPIを通じてもアクセスでき、Claude in Amazon Bedrockと同じインフラストラクチャによって提供されます。レガシーのClaude on Amazon Bedrock(Opus 4.6以前)統合にはClaude Sonnet 5は含まれません。 - Google Cloud: Claude on Google Cloudを通じて利用可能です。
- Microsoft Foundry: Claude in Microsoft Foundryを通じて利用可能です。
Claude Sonnet 5は、ZDR契約を締結している組織向けにゼロデータ保持をサポートしています。
移行ガイド
Claude Sonnet 5は、Claude Sonnet 4.6からそのまま置き換え可能です。モデルIDを更新してください。
model = "claude-sonnet-4-6" # Before
model = "claude-sonnet-5" # After次に、以下を確認してください。
- トークンの予算とカウント: 新しいトークナイザーは同じテキストに対して約30%多くのトークンを生成します。正確な増加量はコンテンツとワークロードの形態によって異なります。トークンカウントでプロンプトを再カウントし、想定される出力長に近いサイズで設定された
max_tokensの制限を見直してください。 - 拡張思考: まだ
budget_tokensを設定している場合は、アダプティブ思考に移行してください。手動の拡張思考(thinking: {type: "enabled"})はサポートされておらず、400エラーを返します。 - サンプリングパラメータ: サンプリングパラメータ(
temperature、top_p、top_k)をデフォルト以外の値に設定したリクエストは400エラーを返します。移行時にこれらを削除してください。ツール定義とレスポンスの形式は変更されておらず、アシスタントメッセージのプリフィルはClaude Sonnet 4.6ですでにサポートされていませんでした。
詳細については、Claude Sonnet 4.6からClaude Sonnet 5への移行を参照してください。
次のステップ
現行のすべてのClaudeモデルの完全な仕様と価格。
移行前に、新しいトークナイザーでプロンプトを測定します。
Claude Sonnet 5で推奨される思考有効モード。
1Mトークンのコンテキストウィンドウの仕組み。
バッチ処理およびプロンプトキャッシングの料金を含む完全な価格。
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