CLIの使用
ant CLIのコマンド構造、出力形式、GJSON変換、リクエストボディ、およびデバッグについて説明します。
このページでは、すべてのエンドポイントに共通して適用される ant CLIの入出力の仕組みについて説明します。インストールと認証については、クイックスタートを参照してください。コマンドの連結やリソースのバージョン管理については、CLIスクリプティングと自動化を参照してください。
コマンド構造
コマンドは resource action パターンに従います。ネストされたリソースにはコロンを使用します。
ant <resource>[:<subresource>] <action> [flags]リソースの完全な一覧を表示するには ant --help を実行してください。また、任意のサブコマンドに --help を付けると、そのフラグを確認できます。
ベータ版のリソース(agents、sessions、deployments、environmentsを含む)は beta: プレフィックスの下にあります。この名前空間のコマンドは、そのリソースに適切な anthropic-beta ヘッダーを自動的に送信するため、自分で渡す必要はありません。--beta <header> はデフォルトを上書きする場合(たとえば、別のスキーマバージョンをオプトインする場合)にのみ使用してください。
ant models list
ant messages create --model claude-opus-5 --max-tokens 1024 ...
ant beta:agents retrieve --agent-id agent_01...
ant beta:sessions:events list --session-id session_01...グローバルフラグ
| フラグ | 説明 |
|---|---|
--profile | この呼び出しで使用する名前付きプロファイル(ANTHROPIC_PROFILE の設定と同等)。ワークスペース間の切り替えを参照してください。 |
--format | 出力形式:auto、json、jsonl、yaml、pretty、raw、explore |
--transform | GJSONパスでレスポンスをフィルタリングまたは整形します |
-r、--raw-output | jq -r のように、文字列の結果を引用符なしで出力します |
--base-url | APIのベースURLを上書きします |
--workspace-id | 任意。複数のワークスペースにアクセスできるAPIキー向けに、anthropic-workspace-id ヘッダーとして送信するワークスペースID(wrkspc_...)(ANTHROPIC_WORKSPACE_ID の設定と同等)。ワークスペースの選択を参照してください。Admin APIのコマンドは独自の --workspace-id を取り、こちらは管理対象のワークスペースを指定します。 |
--debug | 完全なHTTPリクエストとレスポンスをstderrに出力します |
--format-error、--transform-error | --format および --transform と同じですが、エラーレスポンスに適用されます |
出力形式
auto はJSONを整形して出力し、リソースを作成または変更するコマンドのデフォルトです。一覧取得(list)および取得(retrieve)コマンドは、ターミナルに出力する場合はインタラクティブエクスプローラーが、パイプされた場合は整形済みJSONがデフォルトになります。いずれのデフォルトも --format で上書きできます。
ant models retrieve --model-id claude-opus-5 --format yamltype: model
id: claude-opus-5
display_name: Claude Opus 5
created_at: "2026-07-24T00:00:00Z"
...一覧取得エンドポイントは自動的にページネーションを行います。デフォルトの形式では各アイテムが個別に書き出されるため(jsonl モードでは1行に1つのコンパクトなJSONオブジェクト、yaml モードではYAMLドキュメントのストリーム)、head、grep、および --transform フィルターにきれいにストリーミングできます。
インタラクティブエクスプローラー
エクスプローラーは、大きなレスポンスを閲覧するための折りたたみ・検索機能付きのTUIです。矢印キーでノードを展開・折りたたみ、/ で検索、q で終了します。一覧取得および取得コマンドは、ターミナルに接続されている場合にデフォルトでこれを開きます。明示的に開くには --format explore を渡します。
ant models list --format exploreGJSONによる出力の変換
出力前にレスポンスを整形するには --transform を使用します。式はGJSONパスです。一覧取得エンドポイントでは、変換はエンベロープではなく各アイテムに対して個別に実行されます。
ant beta:agents list \
--transform "{id,name,model}" \
--format jsonl{"id": "agent_011CYm1BLqPX...", "name": "Docs CLI Test Agent", "model": "claude-opus-5"}
{"id": "agent_011CYkVwfaEt...", "name": "Coffee Making Assistant", "model": "claude-opus-5"}
{"id": "agent_011CYixHhtUP...", "name": "Coding Assistant", "model": "claude-opus-5"}スカラー値の抽出
単一のフィールドを引用符なしの文字列として取得するには(たとえば、新しく作成したリソースのID)、--transform と --raw-output を組み合わせます。結果はJSONの引用符なしで出力され、そのままシェル変数に代入できます。
AGENT_ID=$(ant beta:agents create \
--name "My Agent" \
--model '{id: claude-opus-5}' \
--transform id --raw-output)
printf '%s\n' "$AGENT_ID"agent_011CYm1BLqPXpQRk5khsSXrsリクエストボディの受け渡し
適切な入力方法はデータの形状によって異なります。スカラーフィールドや短い構造化値にはフラグを使用し、ネストされたボディや複数行のボディにはstdinでドキュメントをパイプし、任意の文字列フィールドやバイナリフィールドにファイルの内容を取り込むには**@file 参照**を使用します。
フラグ
スカラーフィールドはフラグに直接対応します。構造化フィールドは、緩やかなYAML風の構文(引用符なしのキー、文字列の引用符は任意)または厳密なJSONを受け付けます。
ant beta:sessions create \
--agent '{type: agent, id: agent_011CYm1BLqPXpQRk5khsSXrs, version: 1}' \
--environment-id env_01595EKxaaTTGwwY3kyXdtbs \
--title "CLI docs test session"繰り返し可能なフラグは配列を構築します。--tool または --event を指定するたびに要素が1つ追加されます。
ant beta:agents create \
--name "Research Agent" \
--model '{id: claude-opus-5}' \
--tool '{type: agent_toolset_20260401}' \
--tool '{type: custom, name: search_docs, input_schema: {type: object, properties: {query: {type: string}}}}'Stdin
JSONまたはYAMLドキュメントをstdinにパイプすると、リクエストボディ全体を指定できます。stdinからのフィールドはフラグとマージされ、フラグが優先されます。ここで version は以前の retrieve で返された楽観的ロックのトークンであり、$AGENT_ID はスカラー値の抽出と同様に取得したものです。
echo '{"description": "Updated test agent.", "version": 1}' | \
ant beta:agents update --agent-id "$AGENT_ID"ヒアドキュメントも同様に機能し、複数行のYAMLに便利です。ボディ内での変数展開を無効にするには、区切り文字を引用符で囲みます(<<'YAML' のように)。
ant beta:agents create <<'YAML'
name: Research Agent
model: claude-opus-5
system: |
You are a research assistant. Cite sources for every claim.
tools:
- type: agent_toolset_20260401
YAMLファイル参照
アップロードコマンドの --file のように、ファイルパスを取るフラグはそのままのパスを受け付けます。
ant files upload --file ./report.pdfファイルの内容を文字列値のフィールドにインライン展開するには、パスの前に @ を付けます。
ant beta:agents create \
--name "Researcher" --model '{id: claude-opus-5}' \
--system @./prompts/researcher.txt構造化されたフラグ値の内部では、パスを引用符で囲みます。Messages APIにPDFを送信するには次のようにします。
ant messages create \
--model claude-opus-5 \
--max-tokens 1024 \
--message '{role: user, content: [
{type: document, source: {type: base64, media_type: application/pdf, data: "@./scan.pdf"}},
{type: text, text: "Extract the text from this scanned document."}
]}' \
--transform 'content.#(type=="text").text' --raw-outputCLIはファイルタイプを検出し、バイナリファイルを自動的にbase64としてエンコードします。特定のエンコーディングを強制するには、プレーンテキストには @file://、base64には @data:// を使用します。先頭のリテラルな @ はバックスラッシュでエスケープします(\@username)。
デバッグ
任意のコマンドに --debug を追加すると、正確なHTTPリクエストとレスポンス(ヘッダーとボディ)がstderrに出力されます。APIキーはマスクされます。
ant --debug beta:agents listGET /v1/agents?beta=true HTTP/1.1
Host: api.anthropic.com
Anthropic-Beta: managed-agents-2026-04-01
Anthropic-Version: 2023-06-01
X-Api-Key: <REDACTED>
...利用可能なリソース
CLIが公開するすべてのAPIリソースは、APIリファレンスに記載されています。ローカルで一覧を確認するには ant --help を実行し、任意のサブコマンドに --help を付けるとそのフラグとパラメータを確認できます。
次のステップ
APIリソースのバージョン管理、スクリプティングパターン、およびClaude Codeからの利用
エンドポイント固有のパラメータ、リクエストフィールド、およびレスポンススキーマ
APIキー、ヘッドレスホスト、複数のワークスペース、および名前付きプロファイル
Was this page helpful?